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一日一日の記録として。

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          蒲公英草子
常野物語シリーズの一冊。
今回の場面設定は、明治。
常野一族の物語は、いつの時代を舞台にしてもできる。
「私」が少女時代を回想する形で書かれている。
「蒲公英草子」というタイトルにも表れているが、このお話自体が、
昔話の延長線上にあるようなしかけ(メタファー)になっている。
現実離れした感があるのは、作者の意図に沿ったものだろう。

槇村という東北の村と常野一族のかっての出来事をベースに、
人の生き方、幸せについて考えさせてくれる一冊だ。

「自分が生まれながらにもった能力や力を人のために生かして生きること、つらくても、それが定めだよ」
と常野一族のこども、光比古は言う。
その言葉が、仏像を彫れなくなった若き仏師、永慶の心に波紋を広げる。
そして、子どもたちを救うために命をかけた峰子の姿は、
かって、村を救うために命をかけた常野一族である槙村の嫁の姿と重なってみえてくる。
普段、我々は、何のために生きるのか、何が幸せかなどと、
考えることもなく暮らしている。
「定め」という言葉は、それぞれのなすべきことという意味か。

また、明治という時代を選んだのは、戦争に突き進む前の時代と、人間の一生の幼子が大人になっていく時代を重ね合わせて『青春の輝き』を描き出していると感じた。
初出が「青春と読書」の連載ということかもわかるように、中高生-ヤングアダルトも読者層に想定されていることもある。

常野物語シリーズ、『エンドゲーム』(2006年1月刊行)が今手元にある。
これは、いつの時代、どんなお話だろう。

<カワセン読書録>
「蒲公英草子」
http://01.members.goo.ne.jp/home/hnk333/book/0.html



<参考>
アマゾン・『蒲公英草子』レビュー
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4087747700/250-4393911-5585040?v=glance&n=465392

書評を見ると、『光の帝国』とのギャップに対するコメントが多い。
連作(シリーズ)ものの宿命か。
いくつものシリーズの中の1作品として味わうのがいいかも。



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